シルバーショットグラス制作


鎌倉での小品展のために、久々に銀で制作をしました。
地金が高騰しているので特別な事がないかぎり、銀で鍛金制作したりすることはほとんど無くなってしまいました。
でも、私にとっては一番好きな地金でもあります。
出来る事ならすべて銀で作りたいくらいです。笑



ショットグラスの制作は全て手作業です。
 
 
 
銀板からショットグラスの地金取りは、
糸鋸で切り抜きます。

 
 
最初は木台の凹みを利用して、木槌で鎚起によって、絞り始めのきっかけのお椀状にします。

この木台のお椀状の凹みも、鑿で彫って自作したものです。作るものによっていろんな種類の凹みを木台に彫ってあります。


 
 
当て金と鉄鎚で絞り始めます。

 
 
 
何回も焼鈍をしながら目的の径まで絞り加工を繰り返します。
行程によって何種類もの当て金を使い分けます。
1つの作品を制作するのに何種類もの道具が必要です。
数えられないほどの回数をたたくことによって、徐徐に形が見えてきます。

 
 
目的の寸法まで絞れた後は、仕上げに向かって形を整えつつ槌目も整えて完成となります。


完成です。
今回は、形はシンプルに鎚目は三種類制作しました。
ご希望の方は、メッセージよりご連絡ください。


今回は、革のアーティスト Como Manolo 影山学氏に革のケースを作ってもらいました。
革ケース付きで販売してます。
革ケースは四色あります。